若年層に人気のある動画投稿プラットフォームのTikTok。
15秒程のショートムービーを誰でも簡単に投稿出来るうえに、TikTokを見ていたら「いつの間にこんな時間に!?」と夢中になって見ていた事に驚愕した方も多いでしょう。
この記事では、TikTokの再生回数を伸ばすコツと、そのアルゴリズムについてご紹介します。
TikTokのアルゴリズムについて知っておくと、TikTokで動画投稿をする際に面白い動画を作るためのヒントが見えてくると思いますので、参考にしてみてください。
目次
- TikTokのアルゴリズムって何?
- └加算式アルゴリズム
- └減算式アルゴリズム
- └TikTokの特性を理解
- TikTokのおすすめに上位表示されるアルゴリズムについて
- └いいね数・コメントなどのユーザーの反応
- └再生時間・再生完了率
- └複数回再生数
- └ハッシュタグチャレンジ
- └シェア数
- 再生回数が伸びない原因とは?
- └他媒体への誘導ばかりを行っている
- └規約違反をしている
- └TikTokの不具合
- TikTokのアルゴリズムを理解して良い動画を作ろう
- └何度も繰り返し見たくなる動画
- └流行りの曲を積極的に利用
- └投稿する動画のテーマに一貫性を持たせる
- TikTokのアルゴリズムを解説・再生回数やいいねの関係性について|まとめ
TikTokのアルゴリズムって何?
TikTokのおすすめ欄に表示される動画にはある一定の規則があり、TikTokのAIが「おすすめしたい動画」だと判断した場合に上位表示される仕組みになっています。
そのTikTokのAIが「おすすめしたい動画」だと判断する基準が「TikTokのアルゴリズム」になります。
TikTokは広告を使わない投稿でも多くのユーザーに見てもらえるアルゴリズムを持っているため、初心者でも動画が伸びやすい傾向にあります。
TikTokには2種類のアルゴリズムがあり、アルゴリズムのポイントを押さえて動画投稿をすると、おすすめのタイムラインにのってユーザーに見てもらいやすくなるという利点があります。
加算式アルゴリズム
TikTokには2種類のアルゴリズムがあり、上位に表示されやすくなる「加算式アルゴリズム」が非常に重要になっていきます。
上位に表示されやすくなる指標の例です。
・いいね率 ・シェア率 ・フォロー率 ・コメント率 ・平均再生時間 ・再生完了率 ・ダウンロード率 ・プロフィール観覧率 |
これらの数値が高ければ高いほどおすすめのタイムラインに流れる可能性があがるため、これらの数値をいかに上げていくかがポイントになります。
2021年の9月に「再生完了率」がTikTokのアルゴリズムに追加されたりと月日と共にアルゴリズムが変わっていく可能性があるため、しっかりとチェックをしておきましょう。
減算式アルゴリズム
加算式アルゴリズムの他に「減算式アルゴリズム」があり、動画が上位に表示されなくなる指標となっております。
・視聴維持率が低い ・他のSNSへの誘導を行っている ・「興味ありません」のボタンが押されている率が高い |
動画を投稿する際には、上記の減算式アルゴリズムの数値を低くしていく事が大切になります。
TikTokの特性を理解
TikTokは、ユーザーが投稿したショートムービーがタイムラインに流れ、動画の視聴が終わったら冒頭に戻り何度も繰り返し見る事が出来る「ループ型」のプラットフォームになります。
ループ型の特性やショートムービーならではのテンポの良さを生かしながら動画の編集を行えば、TikTokの加算式アルゴリズムによっておすすめのタイムラインに流れる確立が上がるため、TikTokの特性を理解する事も重要になっていきます。
TikTokのおすすめに上位表示されるアルゴリズムについて
TikTokの加算式アルゴリズムが、面白い動画を作成する時に重要な指標になってきますが、加算式アルゴリズムの中でも特に押さえておくべき加算式アルゴリズムをご紹介します。
面白いと判断されたコンテンツはおすすめのタイムラインに何度も流れ、より再生回数を伸ばす事が出来る可能性があるため、下記のアルゴリズムはしっかり押さえておきましょう。
いいね数・コメントなどのユーザーの反応
TikTokでは、いいね数やコメントなどが高いと話題性のあるコンテンツとしておすすめに載る可能性があがります。
いいねとは、視聴者の「面白い」「好き」「気になる」といった気持ちをハートのボタン1つで簡単に表せる意思表示になるため、この数値が高ければ高い程人気の動画としておすすめに載りやすくなります。
また、視聴者がコメントを書いている時間や、他のユーザーのコメントを見ている時間も、アルゴリズムの数値に含まれます。
再生時間・再生完了率
TikTokは「アプリに長くユーザーに滞在して楽しんでほしい」という意図があるため、時間を忘れて視聴出来る面白い動画をTikTok側では求めています。
そのため、動画の再生時間が長くかつ最後まで見てもらえるような動画は結果としてユーザーのアプリの滞在時間が伸びるため、おすすめに表示されやすい傾向にあります。
複数回再生数
複数回再生数とは「1人のユーザーが何度もループして動画を見返した回数」です。
複数回再生数の数値が高いと何度も見たい動画として、おすすめに表示されやすくなります。
TikTokの特性である「ループ型」の特性を生かして短くかつ何度でも見たい動画を作成する事がおすすめに載るコツになります。
ハッシュタグチャレンジ
TikTokでは企業からの広告依頼を受けた場合、PR用の「ハッシュタグチャレンジ」というキャンペーンタグを作成する事があります。
この場合ユーザーにタグを盛り上げてもらう事を目的としているため、ハッシュタグチャレンジに参加している投稿者の動画を優先的におすすめに流す傾向があります。
どういった動画を上げればいいのか分からないTikTok初心者さんでも、ハッシュタグを使えば動画投稿に挑戦しやすいですね。
シェア数
TikTokの動画を、視聴者に「Twitter」「Instagram」「Facebook」などのSNS媒体にシェアしてもらうと、アルゴリズムの数値としてカウントされる仕組みになっています。
他のSNS媒体にシェアしてもらう事でTikTokの新規利用ユーザーが増える可能性があるため、シェア率が高い動画はおすすめに載る可能性が上がります。
また、再生回数も同時に上がるため、アルゴリズムの数値としては非常に重要な指標になります。
再生回数が伸びない原因とは?
せっかくいい動画が作れたのに、おすすめに思ったように載らずに再生回数があまり伸びない、といった経験があるのではないでしょうか?
これからTikTokで再生回数が伸びない原因をご紹介します。
他媒体への誘導ばかりを行っている
TikTokの動画内で「他のSNSへ誘導ばかりを行っている」動画だと、おすすめに表示されにくいとされています。
少しの誘導ならある程度は大丈夫ですが、動画内で誘導ばかりを行っているとTikTok側からしたら評価が低くなってしまいます。
TikTok自体を盛り上げていける動画を作る事がおすすめに載るコツです。
規約違反をしている
TikTokのガイドラインや規約に反している動画は不適切な動画としておすすめにのらない可能性があります。
また、規約やガイドラインに反している動画を投稿したユーザーは「シャドウバン」といい、動画の新規投稿を行ってもいつまで経ってもおすすめに載らない状態になる事があります。
規約違反やガイドラインに適していない動画を削除する事で改善する事があるため、心当たりがある場合はすぐに対応しましょう。
TikTokの不具合
規約を犯す事なくガイドラインに沿って動画投稿を行っているのに再生回数が伸び悩む時は、TikTok側の不具合の可能性があります。
「動画が再生出来ない」「いいねを押すことが出来ない」「コメントが反映されない」といった現象が起きている場合はTikTokの不具合の可能性があります。
動画の再投稿をしてみると改善される事があるため、不具合が起きてしまった場合に試してみる事をおすすめします。
また、何度行っても同じバグが起きてしまう場合は運営に問い合わせてみましょう。
TikTokのアルゴリズムを理解して良い動画を作ろう
TikTokの加算式アルゴリズムを押さえて動画を作成する事で、おすすめに載りやすい動画を作る事が出来るようになります。
ここからは、動画作成のポイントを具体的にご紹介します。
何度も繰り返し見たくなる動画
複数回再生数や再生時間などの数値を上げるために、TikTokのループ型の特性を生かした動画作りをしていきましょう。
特に「タイトル」と「最初の3秒」に力を入れてユーザーの目が止まる様な工夫を行い、最後のオチにしっかり持っていく事が重要なポイントです。
「ここからどうなるんだろう、この動画面白そうだな」というわくわくを少しでもユーザーに持ってもらえれば、再生時間がぐんと伸びていきます。
TikTokを視聴者として見るときは、他の投稿者がどのようにユーザーの目を惹きつけているのかを投稿者目線で見てみると新しい発見があるかもしれません。
流行りの曲を積極的に利用
TikTokのメインユーザーは30歳以下の若年層である場合が多く、今流行っている楽曲やダンスなどは、TikTokのメインユーザーの目に止まりやすいです。
また、今流行している人気の楽曲を使う事がTikTokのアルゴリズムに反映されやすい傾向にあるため、積極的に利用していきましょう。
TikTokで流行っているダンスは誰でも出来るような簡単な振付なのと、視聴者が振付を覚えるために繰り返し視聴する事が多い事から、アルゴリズム的にもすぐに取り入れやすいコンテンツです。
投稿する動画のテーマに一貫性を持たせる
投稿する動画のテーマに一貫性を持たせる事で、他に投稿した動画が伸びる可能性があります。
例えば、ペットの可愛いしぐさの動画をみた視聴者が「他にも可愛い動画が見たい!」とプロフィールを押してくれる事があり、次の動画を楽しみにするためにチャンネルをフォローをしてくれたら、TikTokのアルゴリズムの数値があがりおすすめに上がりやすくなります。
しかし、ペットの可愛らしい日常を集めたチャンネルかと思ってプロフィールを開いたのにも関わらず、全く関係性のない動画を上げているチャンネルだったら、次の動画を楽しみにする理由もフォローする理由も無くなってしまいますよね。
投稿する動画に一貫性を持たせる事でチャンネルのファンを作る事が出来るため、1つのカテゴリーに絞って投稿を行う事がポイントです。
TikTokのアルゴリズムを解説・再生回数やいいねの関係性について|まとめ
TikTokのアルゴリズムは2種類あり、そのうちの「加算式アルゴリズム」に注目する事で、おすすめにのりやすい動画を作る事が出来ます。
また、TikTokの本来の目的は「アプリに長く滞在してユーザーに楽しんでもらう事」であるため、それを汲み取った動画がおすすめになりやすいです。
TikTokのメインユーザー層の分析や、他の投稿者がどのような工夫をしているのかを観察してみると、今までよりユーザーの目に止まりやすい動画が作れるようになります。
とはいえ、自分が楽しいと思える動画投稿が一番重要な事なので、アルゴリズムに拘り過ぎずに楽しく動画投稿を行いましょう。