TikTokは、中国の企業が運営する動画に特化したSNSです。
2021年9月には世界中の月間アクティブユーザー数が10億人を超え、日本の月間アクティブユーザー数は2019年時点で950万人とその数字からTikTokの人気が伺えます。
TikTokは若年層を中心に人気がありますが、
・ TikTokの危険性について知りたい
・ TikTokは見るだけでも危険なの?
・ TikTokのリスクとその対処法を知りたい
・ 子どもがTikTokを利用しても平気なのか?
とTikTokの危険性について考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、TikTokの危険性やリスクとその対処法について詳しく解説していきます。
目次
- TikTokの危険性は?
- └TikTokの利用は13歳以上
- TikTokの利用によるリスク
- └TikTokのリスク|個人情報の流出
- └TikTokのリスク|投稿動画の流出
- └TikTokのリスク|DM機能の悪用
- └TikTokのリスク|炎上や誹謗中傷
- └TikTokのリスク|中国で開発されたアプリ
- TikTokを安全に利用するための対処法
- └見るだけならアカウントの登録をしない
- └アカウントを非公開にする
- └ペアレンタルコントロール機能を利用する
- └顔出しなど個人が特定されないよう注意する
- └過激なコメントは控える
- TikTokのリスクと対処法まとめ
TikTokの危険性は?
アカウントを登録せずにTikTokを見るだけなら、危険性はほとんどないと言えるのですが、アカウント登録をして利用する場合は、個人情報の流出などいくつかのリスクがあります。
この後で詳しくみていきます。
TikTokの利用は13歳以上
TikTokの規約では、13歳以上の方が利用できるサービスであると明記されています。
13歳未満の方が利用していると発覚した場合、規約違反とみなされアカウントが削除されます。
ただし、親のスマホのアカウントを使用すれば13歳未満でもTikTokを利用できるため、13歳未満でもTikTokを利用する際は危険性やリスクには十分な注意が必要です。
TikTokの利用によるリスク
TikTokの利用にあたってのリスクには、次のようなものが挙げられます。
・ 個人情報の流出
・ 投稿動画の流出
・ DM機能の悪用
・ 炎上や誹謗中傷
・ 中国で開発されたアプリ
それでは、具体的に解説していきます。
TikTokのリスク|個人情報の流出
TikTokに投稿した動画から、投稿者の個人情報が流出する危険性があります。
顔出しはもちろんのこと、家の近くで撮影した動画を投稿した場合には建物の一部や背景からその場所を特定される恐れがあるので、撮影する場所や背景には十分に注意を払いましょう。
また、アカウント名から本名が特定されてしまうことがあるので注意が必要です。
TikTokのリスク|投稿動画の流出
TikTokでは動画を保存することができるため、投稿した動画がいつのまにか拡散される危険性があります。
気に入った動画を手軽に保存できるという利便性がある反面、YouTubeや他のSNSに転載して拡散するなど、投稿者自身が意図しないところに自分の姿が暴露されてしまう可能性があります。
1度インターネット上で拡散してしまった動画を完全に消すことは不可能であるため、動画の撮影にはリスクがあることを理解しておく必要があります。
TikTokのリスク|DM機能の悪用
TikTokにもDM(ダイレクトメッセージ)機能があるのですが、このDM機能を悪用される危険性があります。
例としては、DMでやりとりをして信用させてから詐欺行為におよぶことが多いです。
アカウントの乗っ取り・ゲームアカウントの売買・出会い系サイトへの誘導などの各種の詐欺行為に巻き込まれる恐れがあるので、DM機能は16歳以上のユーザーのみが利用できるように設定されていますが、使う際は注意するようにしましょう。
TikTokのリスク|炎上や誹謗中傷
TikTokは投稿した内容によっては、炎上や誹謗中傷を受ける危険性があります。
炎上した動画が大量に拡散されることで、場合によっては個人情報が特定され、本名や自分の顔がネット上にさらされたり、嫌がらせを受けたりするといったことが起こります。
コメントやDMでしつこく誹謗中傷してくるような場合もあるので、再生数をのばすために過激な投稿をすることは控えたほうがいいでしょう。
TikTokのリスク|中国で開発されたアプリ
TikTokは、中国で開発され中国の企業が運営しているSNSという理由で、アメリカではTikTokが中国共産党と協力してユーザーの個人情報を収集しているとの批判がたびたび起きています。
理由は明白にはなっていないのですが、日本でも政府端末でTikTokのダウンロードを禁じているなどの発表がありました。
アメリカでも国家安全保障上の観点から、陸海空軍・海兵隊および沿岸警備隊の公用端末でのTikTokの使用が禁止され、いくつかの州においても使用禁止となっているところがあります。
TikTokを安全に利用するための対処法
TikTokを安全に利用するためには、以下のような対処法があります。
・ 見るだけならアカウントの登録をしない
・ アカウントを非公開にする
・ ペアレンタルコントロール機能を利用する
・ 顔出しなど個人が特定されないよう注意する
・ 過激なコメントは控える
それでは、上記5点について具体的に解説していきます。
見るだけならアカウントの登録をしない
TikTokの動画を見るだけという方は、アカウントの登録をする必要がないかもしれません。
アカウントを登録しないと一部機能が制限されるかもしれませんが、個人情報流出の可能性はとても低くなります。
見るだけであれば、TikTokのアプリも不要です。
アカウントを非公開にする
アカウントを登録したり、アプリをダウンロードした方が様々な機能が使えたりと便利なため、登録・ダウンロードしたい!という方もいらっしゃると思います。
そのような方はTikTokのアカウントを非公開にする機能を活用しましょう。
アカウントを非公開に設定することで、基本的には他ユーザーの方にプロフィールや投稿を見られることがなくなり、他ユーザーの視聴に関しては許可制となります。
具体的には以下のとおりです。
・ 投稿した動画の公開範囲を制限できる
・ プロフィールが閲覧できないようになる
・ 投稿がシェアされなくなる
・ フォローするために許可が必要になる
ペアレンタルコントロール機能を利用する
TikTokにも保護者向けにペアレンタルコントロール機能というものがあり、保護者のアカウントと13歳以上の未成年の子どもアカウントを連携させるというものです。
保護者が子どものTikTok使用を管理し、子どものアカウントの公開範囲など安全性に関する項目について設定することができます。
具体的には以下のとおりです。
・ アカウントを非公開にできる
・ 動画にコメントできるユーザーを選択できる
・ 子どもにダイレクトメッセージを送信できる人を選択できる(16歳以上)
・ 検索機能を無効にできる
・ 1日あたりの利用時間に40分、60分、90分、120分の中から時間制限を設けられる
・ 青少年に不適切なコンテンツの表示を制限できる
・ 「いいね」した動画のリストを見ることができる人を選べる
顔出しなど個人が特定されないよう注意する
それでもTikTokで動画を配信したい!TikTokの収益が欲しい!という方もいらっしゃると思います。しかし安全面には注意したい。このような方は動画を投稿する際に、なるべく個人が特定されないように注意するといいでしょう。
顔出しはもちろんですが、背景と背景に写った他の人の情報からも個人を特定することが可能です。
学生の場合は顔が出ていなくても、制服や校舎の一部などから特定されてしまう可能性があるなど、思わぬところから悪用されてしまうことになりかねませんので細心の注意を払うに越したことはありません。
過激なコメントは控える
過激なコメントは、炎上や誹謗中傷の原因ともなります。
再生回数を増やすため、他人と差別化するためにも、どうしても過激なコメントをしたいと考えてしまうかもしれませんが、1度投稿した行動や発言は二度と取り消せないということを肝に銘じておく必要があります。
TikTokのリスクと対処法|まとめ
この記事では、TikTokの危険性・リスクとその対処法について解説してきました。
TikTokは正しく利用しているかぎりは、個人情報流出や危険に巻き込まれる可能性は低いと思われますが、悪用されるかもしれない、いつトラブルに巻き込まれるかもしれないという前提のもと、動画の投稿や視聴には細心の注意を払いながらTikTokを楽しむようにしましょう。
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