YouTuberとして知名度が上がると、企業案件の依頼がくることがあります。
企業案件を行うことによって、企業からの報酬が受け取れるだけではなく、YouTuberとしての知名度をさらに上げることができるチャンスです。
しかし、企業案件について予備知識なく依頼が来たものを何でも受けてしまうと、様々なトラブルの原因となりチャンネルにとって逆効果となってしまうことも。
今回は、YouTuberが企業案件を受けるに当たっての注意点をご紹介していきます。
案件を受けたらまずしたいこと
企業案件の話がきた場合、事務所に所属していないYouTuberの方であれば、戸惑うことでしょう。
そのときのために、案件がきた場合何をしたら良いのかお伝えします。
依頼を受けた企業のことを調べる
企業から案件の依頼がきた場合、最初に行うことは依頼側者が信頼できる企業なのかリサーチをしましょう。
金銭のトラブルや、その他トラブルを防ぐために大切なことです。
依頼相手が何の事業を行っているのかわからない状態で案件を受けてしまうことは非常に危険です。
さらに、案件を受ける際に企業と結ぶ規約は、報酬面などでこちらが不利な条件になっていないかなどしっかりと事前に確認する必要があります。
条件を明確にしておく
案件に対する内容や報酬、支払日、納期など、条件を最初に明確にしておきましょう。
依頼相手の条件を飲むのではなく、自分からも希望を伝えることで、スムーズに案件を進められます。
成果報酬は、多くの場合、動画を投稿した後に支払われることが多いため、先方が振り込む日時を確認しておきましょう。
企業案件のメリットとデメリットを把握しておく
企業案件が自分のチャンネルにもたらすメリットとデメリットを分析しておくことも大切です。
企業案件をきっかけにチャンネルが多くの人に認知される事に繋がることもありますし、反対にチャンネル運営へ悪影響をもたらす事も考えられます。
企業案件がもたらす影響を考慮し、依頼を受けることが大切です。
企業案件がもたらすメリット
企業案件がもたらすメリットとして考えられるのが、まとまった報酬を得られるという点です。
YouTuberの主な収入源は広告収入ですが、これは動画に表示された広告が視聴者にクリックされて初めて収益が発生するものなど、コツコツと収益を積み重ねていく必要があり、トップYouTuberでもない限り、毎月多額の収益を得ることは容易ではありません。
1案件いくらという契約にもとに行われるタイアップ企画は、金銭的メリットが大きい仕事です。
さらに、商品やサービスの紹介動画がバズった場合、自分自身のチャンネルのプロモーションにもなり、他の投稿動画や新規視聴者の流入にも繋がります。
企業案件で安定的な実績を残していけば、企業側からも「このチャンネルに頼めば良いプロモーションが出来る」という信用を勝ち取ることができるので、依頼相手と長くお付き合いができる可能性が上がります。
企業案件がもたらすデメリット
デメリットはチャンネルイメージの問題があることです。
基本的に企業案件とは自発的に行うものではなく、企業から依頼を受け、クライアントの意向を元に動画を制作します。
タイアップ企画を多発すると、チャンネルのファンの中には「求めている動画と違う」「お金のためにやっているのでは?」という印象を持ってしまう人がでてきてしまい、視聴者がチャンネルから離れてしまうという本末転倒なことになってしまう危険性があります。
また、企業案件によるタイアップ企画は、商品の魅力を伝えることが目的となるため、自分のチャンネルのファンを獲得しづらいという点があげられます。
企業案件ばかりになってしまうと、チャンネルの固定ファンがつかない、本来のチャンネルの方向性と逸脱するなど、長期的に見たときにデメリットの方が大きくなってしまうので注意が必要です。
案件内容を精査し取捨選択する
企業案件で失敗しないためには、案件を自分で取捨選択していく必要があります。
チャンネルの方向性と大きくかけ離れた内容や、自分が実際に使いたいと思えない商品の紹介などは断るようにするのが得策です。
チャンネルのテーマと関連性の無い商品を紹介しても、視聴者との親和性がなく、宣伝効果が期待できない他、方向性がブレてYouTube AIによるチャンネルの評価を落としかねません。
また商品紹介をする際は、自分のチャンネルのテーマと整合性のある商品に絞りましょう。
まとめ
企業案件はYouTuberにとってメリットとなることばかりではなく、デメリットとなる可能性があることをしっかりと認識しておかなければなりません。
企業案件による影響を理解し、適切に依頼を受けることで、効果的にYouTube運営に活かすことができます。
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