みなさんは趣味や企業アカウントでYouTubeを運用していく上でどのような情報を参考にして動画を投稿しているでしょうか?
ネット上では、YouTubeのノウハウを紹介している記事が数多く出回っていますが、その中には間違った情報や人によってはおすすめできない情報が存在します。
間違った情報を元に実践してしまうと、再生回数が伸びないだけでなく、YouTubeのアルゴリズムに反するコンテンツとなり、高確率で失敗してしまいます。
今回はこのような事態を防ぐべく、YouTube運営で初心者がやりがちな失敗しやすい間違ったノウハウを解説します。
失敗しやすいノウハウ①「まずは100本投稿」
「YouTube初心者はとにかくまずは動画を100本投稿するべき!」という話は多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。このノウハウの理屈としては「動画本数を増やすことでアルゴリズムに評価されやすい」「動画が人の目に触れる機会が増える」「数打ちゃ当たる理論でバズる確率が上がる」などが多くあげられます。
これらの理屈は全てが間違っているわけではありません。
しかし、YouTubeを始めたばかりの方がなんの計画性も無く闇雲に動画を100本制作することは、最悪の場合、努力が水の泡になってしまう可能性があります。
固定ファンがつきにくい
YouTube運用において、継続して動画を投稿し続けることは大切です。本数を意識し過ぎることで、企画の内容が薄くなってしまい、継続的に動画を視聴してくれる固定ファンがつきにくくなります。固定ファンがつかないという事は、チャンネル登録者数や再生回数も増えてはいきません。
「だったら高いクオリティで動画を100本投稿すれば良い」という話ではありますが、特に初心者の方は、動画を1本制作するだけでもかなりの労力が必要です。
そのため、動画本数を意識し過ぎると疲弊し、継続することやモチベーションの維持が難しくなるでしょう。
動画の本数に囚われず、自分が続けられるペースで行うことが大切です。
さらに、YouTubeは、動画の再生回数や再生時間、コメント数、チャンネル登録者数などの指標からAIが評価を行い、評価の高いチャンネルや動画は優先的におすすめ動画として視聴者に表示される仕組みです。
人気の無い動画ばかりを投稿しているチャンネルはAIの評価が上がらず、YouTube上で拡散されなくなります。
無闇に動画を投稿することはチャンネルの評価を落とすことにつながるので、注意が必要です。
失敗しやすいノウハウ②「動画をバズらせようとする」
「バズり」は、主にインターネット上で爆発的に話題となり、再生回数100万回以上や急上昇動画にランクインするなど、多くの人の注目を得ることができます。動画やYouTubeチャンネルを多くの人に知ってもらうという点で、動画がバズること自体は悪いことではありませんし、むしろ有利に働く面が大きいでしょう。
しかし、バズることを目的に動画を制作してしまうと、思わぬ失敗につながります。
動画がバズると、チャンネルが死んでしまう可能性も
投稿した動画のうち、一つの動画だけがバズってしまうと、その動画から流入した視聴者ばかりになります。想定するユーザー層とは異なるユーザーがチャンネルに集まるので、チャンネルのターゲットがズレてしまい、動画の離脱率の低下、視聴回数の低下、さらにインプレッションまで低下してしまう可能性があります。
自分のチャンネルの方向性と異なる無理なバズりは狙わずに、ターゲットとしているユーザーを満足させる事に注力しましょう。
企画の過激化に注意
バズらせることが目的となると、人の目をひくためにどうしても動画の内容が過激になってしまいます。世間の注目や知名度を上げるために、わざと批判を浴びるような動画を投稿する炎上商法、炎上マーケティングと呼ばれる方法を選ぶ方もいます。
このような動画で一時的に注目を浴びたとしても、視聴者の低評価や通報により不適切な動画とYouTube運営に判断された場合、動画の削除や「BAN」と呼ばれる強制的なアカウントの停止となってしまう場合があります。
バズり目的の過激な動画は、長期的に見ても不利に働く場合が多いと言えるでしょう。
失敗しやすいノウハウ③「楽に、早く結果が出る方法」
ネット上には、「最短で登録者数を増やす方法!」「簡単に再生回数を増やす裏技!」ようなノウハウが紹介されています。内容が全て間違っているとは言いませんが、基本的に楽をしてチャンネルを伸ばす裏技や裏ルートは存在しません。
先述通りYouTubeで安定的な運用を続けていくには、継続的に動画を投稿し長期スパンで固定ファンを獲得していくことが最も近道です。
初心者がやりがちな規約違反に注意
YouTubeには運営が定めた様々な規約、ルールが存在します。初心者の方は、「早く登録者数を増やしたい!」「再生回数を伸ばしたい!」という気持ちから、知らず知らずのうちに規約違反をしてしまっているケースがあるため注意が必要です。
例えば「チャンネル相互登録」。これは、相手のチャンネルを登録する代わりに自分のチャンネルを登録してもらうという行為です。
これを規約違反だと知らずに行っている人は意外と多く、コメント欄のやり取りなどから運営に見つかるとアカウントの停止や収益化の停止というペナルティが課されます。
他にもチャンネル登録を条件としたプレゼント企画や他人の動画のコメント欄に自分の動画に誘導するコメントを書き込むなどの行為も規約違反とみなされ、ペナルティが課されます。
まとめ
今回はYouTube初心者がやりがちな失敗しやすいノウハウを紹介しました。
チャンネルの方向性を定めて、コツコツと動画投稿を継続することで、安定したYouTube運営ができます。
長期的な成功を意識したYouTube運用にチャレンジしてみてください。