若手の有力な人材を確保するべく新卒採用のコンテンツやイベントを充実させようと頭を悩ませる採用担当の方は少なくないですが、新卒のZ世代の学生の中に「TikTokがきっかけ」で企業に就職しているケースがあるのをご存じでしょうか。
TikTokを開くと時間を忘れて動画を見ていた、と若年層に人気のSNSですが、なぜTikTokをきっかけに企業に就職するといったケースがあるのでしょうか。
一見、就職活動とTikTokの関係性はあまり無いように見えますが、実は採用活動に成功している企業はTikTokなどのSNSを活用しているのです。
ここでは、若手の採用活動にTikTokなどのSNSが最適な理由をご紹介します。
目次
- TikTokがZ世代の採用活動に最適なわけとは?
- └広告費などのコストがかからない
- └拡散力が高い
- └端的に魅力を伝えられる
- └常に情報をアップデート出来る
- 23卒の学生の50%はTikTokを「毎日見ている」
- └Z世代はTikTokを通じて企業に興味を持つことが多い
- └実際に興味を持ち就職しようとエントリーした例も
- └TikTokなどのSNSを活用していない企業は「マイナスイメージ」
- TikTokで就職活動をしている人材を確保するためのポイント5選紹介!
- └成功させるためのポイント①|流行っている楽曲やコンテンツを使用
- └成功させるためのポイント②|会社の雰囲気が分かりやすい動画投稿を行う
- └成功させるためのポイント③|継続して動画を投稿する
- └成功させるためのポイント④|幅広い年代の社員や役員の力を借りる
- Z世代の採用にはTikTokが最適・若手の就職活動について|まとめ
TikTokがZ世代の採用活動に最適なわけとは?
Z世代はSNSなどのデジタルに常に触れて育ってきているため、基本的に分からないことや困った時はSNSなどに頼っていることが多いです。
また、TwitterやYouTube・TikTokなどのSNSは他者とのコミュニケーションツールとして当然のように利用しており、日々の何気ない生活の一部などを公開しながら楽しんでいるのが現状です。
そういったプライベートな部分に少し踏み込み、就職活動を行っているZ世代の若年層にアプローチできたら見てもらえる確立が高まり、企業の魅力が効果的に伝わりやすいと言われています。
広告費などのコストがかからない
TikTokは基本的な利用は無料で手軽に始められるのがメリットです。
また、投稿した動画をバズらせることが出来れば、効果的なブランディングとして活用することができます。
新卒採用で必要となる広告費用などもTikTokを利用することで大幅にカットすることができるため、できるだけコストを削減しながら新卒採用を行いたい場合にもおすすめです。
拡散力が高い
TikTokの特徴として、動画がバズると拡散力が非常に高いのが特徴であるため、良質なコンテンツを作ることができれば一気に企業の知名度が高まります。
動画が拡散されることにより、企業の情報や投稿している動画を効率良く就職活動を行っているユーザーへと届けることができます。
仮に企業の認知度が低くても、アピールするチャンスを作れるということですね。
TikTokアカウントのフォロワーが増えると拡散力が上がるほかに様々なメリットがあるため、下記の記事も是非参考にしてみてください。
TikTokのフォロワーを増やす方法は?すぐにできる方法も紹介!
端的に魅力を伝えられる
TikTokのプラットフォームは、短い動画の中でどれだけの情報を詰められるかがポイントになりますが、短い時間で簡潔に情報を詰め込むことが出来たら動画を最後まで見てもらえる確立が上がります。
端的に魅力を伝えることが出来れば、次の動画も見てみようと芋づる式に興味を持ってもらいやすく、その分企業の情報も多く伝わるのがメリットです。
常に情報をアップデート出来る
TikTokのチャンネルをフォローしてもらうことで、説明会で伝えきれなかった情報や魅力・企業の情報を容易にアップデートすることができます。
新卒採用のイベント開催や最新情報も、端的に伝えれば拡散してもらえるため、様々な施策やコンテンツを行いやすいとも言えます。
23卒の学生の50%はTikTokを「毎日見ている」
Z世代の学生の50%はTikTokを毎日見ているというのはご存じですか?
Z世代の就活生にどれだけTikTokを使っているかという調査を行ったところ、1日1時間未満が35%、1日1時間以上が29%という調査結果が出ました。
時間に関わらず毎日かかさずTikTokを開く学生が50%以上いる中で、有効的なアプローチができたら、新卒採用の効率も変わってきます。
引用:Z世代は就活にもTikTokを活用、TikTokきっかけで企業に興味を持った経験者は8割超【Suneight調べ】
Z世代はTikTokを通じて企業に興味を持つことが多い
Z世代は基本的に毎日tiktokに触れていることが多いため、日々の生活のふとした瞬間に企業の新卒採用の動画を見てもらうことが可能です。
また、TikTokの動画は短い時間で情報や魅力を伝えることが出来るプラットフォームなため、「企業のイメージを簡単に掴むことができた」や「企業の世界観が動画から分かる」と興味を持ってもらいやすい傾向があります。
そういったことから、あえてTikTokの動画を見て企業の情報を探っている就活生もいるようです。
実際に興味を持ち就職しようとエントリーした例も
TikTokを見て企業に興味を持ってくれる可能性が高いことはお話しましたが、TikTokで投稿している動画や、働いている社員・役員に親近感が湧いて、「いつかここで働いてみたい」という潜在意識から実際にエントリーし、入社を果たしたというケースが多くあります。
SNSなどを有効活用することで企業の全体像や実際に働いている社員の日常を覗くことが出来るため、実際に自分が働く未来像を想像しやすいのが大きな理由の1つです。
TikTokなどのSNSを活用していない企業は「マイナスイメージ】」
デジタルコミュニケーションツールであるSNSを日常的に使用しているZ世代にとって、SNSアカウントとは「自分を紹介するツール」であると言えます。
SNSアカウントからその人となりを探ったり、信頼における人物・アカウントなのかどうかを見ることができ、企業側も同様に深堀り出来るのがSNSのメリットの1つです。
そのため、SNSを利用していないといった企業に対して、「時代に追いついておらず、実体が掴みにくい企業」として信頼が出来ずエントリー自体も辞めてしまうなど、マイナスイメージを抱いてしまうことがあるのが現状です。
TikTokで就職活動をしている人材を確保するためのポイント4選紹介!
TikTokを活用した採用活動が、Z世代に有効的なのはご紹介しました。
しかし、上手く活用するためにはTikTokのプラットフォームやアルゴリズムを理解したり、TikTokの流行や人気のコンテンツを理解していくことが重要です。
ここでは4つのポイントをご紹介いたします。
成功させるためのポイント①|流行っている楽曲やコンテンツを使用
TikTokを利用しているユーザーの8割は10代~20代の若年層で、この世代に興味を持ってもらうことが採用活動を成功させるためのポイントです。
そのため、TikTokで流行っているコンテンツや人気の楽曲を取り入れた動画投稿を行うことで、ターゲットに動画を見てもらえる確立が上がります。
また、魅力的な動画として若年層の支持が得られれば「いいね」が増え、結果としてTikTokのアルゴリズムが優良な動画として認識してもらいやすくなります。
動画がバズることによって求めている人材に直接アプローチすることができるだけでなく、企業のブランディングにもなるためおすすめです。
TikTokのアルゴリズムを理解することで効果的に運用していくことが出来るため、以下の記事も参考にしてみてください。
TikTokのアルゴリズムを徹底解説!再生回数やいいねは関係ある?
成功させるためのポイント②|会社の雰囲気が分かりやすい動画投稿を行う
働いている社員の人柄が分かるような内容や、社員同士の他愛もないコミュニケーションなど、職務外でユーモアのあふれるやりとりを行っているような動画投稿は特におすすめです。
求めている人材に合わせて投稿する動画の雰囲気やイメージを固めるのは非常に大切ですが、企業の説明だけでなく、実際に働く社員がどういう風に仕事を行っているかという目線でアプローチすることで、実際に入社した後の働くイメージが付きやすくなります。
成功させるためのポイント③|継続して動画を投稿する
TikTokはブランディングをするにしても採用活動で使用するにしてもコストのかからないのがメリットであると言えますが、効果を実感できるのが遅いことがデメリットとして挙げられます。
コストがかからない分長い目を見てTikTokを運用していく必要があり、そのためには継続的な動画投稿を行うのが採用活動を成功させるコツです。
企業の魅力を存分に引き出す動画を作成出来たにもかかわらず、見てもらえないのはもったいないため、まずは定期的に動画を投稿してTikTokユーザーに認識してもらいましょう。
成功させるためのポイント④|幅広い年代の社員や役員の力を借りる
企業の大体の雰囲気や業務内容が掴めた上で、上層部の役員の人となりを知ることが出来たらさらに興味を持ってもらいやすくなります。
親しみやすいベテラン社員や社員との距離が近い社長など、実際に指導をしてもらうだろう先輩社員のことを知れるきっかけがあるかないかで、入社の不安などが解消されポジティブイメージを持ってもらいやすいです。
TikTokでコンテンツを施策する時は、役員やベテラン社員の力も借りて動画を投稿してみましょう。
Z世代の採用にはTikTokが最適・若手の就職活動について|まとめ
Z世代の有力な人材を獲得するためには、SNSなどを活用した時代のニーズに答えた採用広報のイベントやコンテンツを発信する必要があります。
その中でTikTokはとてもおすすめできるSNSで、流行っている動画を真似しつつ、上手く活用しながら就職活動を行っている人材にアプローチ出来れば、企業のイメージが伝わり「いつか入ってみたい、ここに就職したい」という潜在意識を持ってもらうことが出来ます。
株式会社SuneightではTikTokの運用についてコンサルティングやSNSの運用代行を行っており、SNSを自社で運用したことがない場合でも、アカウントの設定方法から効率的なマーケティング方法まで幅広くご提案いたします。
自社でも「TikTokやYouTubeを使った新卒採用を行いたい」といった方は、是非株式会社Suneightにご相談ください。