YouTubeは拡大する動画市場のなかでも圧倒的なユーザー数の多さと認知度の高さを誇ります。YouTubeの公式情報によると、世界中での月間ユーザーは20億人以上におよび、モバイル端末での再生時間のうちYouTubeの総再生時間が70%以上を占めていると言います。
YouTubeを視聴することは、今や性別や年齢を超えたあらゆる人々の日常生活に浸透していて、今や従来のマスメディア以上にビジネスチャンスにつながる媒体のひとつだと言えるでしょう。
自社商品やサービスの販売促進のため、あるいは強力な広報ツールとしてYouTubeを活用するなど企業のマーケティングやブランディングにYouTubeが活用されるケースが増えています。
本コラムでは、企業のYouTube活用がおすすめの理由とYouTubeチャンネルを実際に運用する際のポイントについて解説します。
YouTubeをこれからのマーケティング等に活用したいとお考えのかたはぜひ参考になさってください。
YouTubeマーケティングとは
YouTubeマーケティングとはいわゆる動画マーケティングの一種で、YouTube動画を活用して広告や宣伝を行うマーケティング手法を指します。
現在ではあらゆる業種の企業が自社の商品やサービス、ブランドや企業そのもののプロモーションにYouTube動画を活用し、YouTubeマーケティングを実践しています。
企業におけるYouTubeの活用法としては、その企業の公式サイトにYouTubeのプロモーション動画を掲載するスタイルや、YouTubeの動画プラットフォーム上でプロモーション動画を公開するスタイルなどがあります。
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YouTubeマーケティングの運用手法とは?
企業がYouTubeを活用する際、具体的にどのような手法が採られるのでしょうか。
YouTubeマーケティングのおもな手法を3つご紹介します。
YouTubeチャンネルの運用
企業単位でYouTubeチャンネルを開設・運用し、そのチャンネルの中で定期的・継続的に新規の動画を公開することによりファンを増やし、チャンネル登録ユーザー数を増やしていく手法。
全世界的なユーザー数の多さや認知度の高さなど、YouTubeのメディアとしての強みをいかして企業の商品やサービス、あるいは自社ブランドのユーザーへの認知を促すべく、動画プロモーションを活用する考え方です。
YouTube広告
YouTubeの動画コンテンツ本編の再生画面上や広告枠に動画広告を表示し、企業のプロモーションを行う手法。一般に「YouTube広告」と呼ばれ、インストリーム広告、バンパー広告、TrueViewディスカバリー広告などの種類があります。
再生画面上に広告を表示させるタイミングは動画コンテンツ本編の再生前・再生中・再生後などから選ぶことができ、ターゲットや目的にあわせて使い分けることができます。
YouTube広告のメリットは、動画コンテンツを視聴するユーザーの目に必ず入ることです。また、YouTube広告ではターゲットとなるユーザーや表示頻度(フリークエンシー)などが詳細に設定できるほか、広告料金の予算も設定できます。
インフルエンサーマーケティング
YouTuber(ユーチューバー、YouTubeで動画を配信し多数のファンを獲得しているユーザー)を企業単位で起用し、いわゆるインフルエンサーマーケティングを行う手法。
企業が単体でYouTube動画を制作・配信することによりブランド認知やファン獲得で成果を出すことは難しく、そのためには一定の期間を要します。
そのため、すでに多数のファンと強い影響力を持つユーザーであるインフルエンサーの力を借りて話題の提供や企画の提案を行い、よりスピーディな企業プロモーションを実践するという考え方です。
一般的には、企業アカウントではなくインフルエンサーのアカウントで企業プロモーションにつながる動画を掲載してもらうという方法が採られます。
YouTubeマーケティングのメリットとは?
企業がYouTubeでマーケティング活動をする際のメリットとして、利用ユーザー数の多さとYouTube広告の種類の多さを挙げることができます。
株式会社ガイアックスが主要SNSのユーザー数について2020年に発表した資料によると、YouTubeの国内の月間アクティブユーザー数(18~64歳)はおよそ6,500万人以上で、うち30代がおよそ1,082万人、40代が1,396万人、50代が1,190万人と、若年層にとどまらず世代的な広がりを見せていることがわかります。
YouTubeは年齢や性別などの属性を問わず幅広い層のユーザーが利用する動画配信プラットフォームであるがゆえに、YouTubeで企業プロモーションや広告を展開すれば想定外のユーザーを含めた幅広い層に自社の情報を見てもらえる可能性があるのです。
また、先述の通りYouTubeで展開できる広告(いわゆる「YouTube広告」)にはさまざまな種類があり、プロモーションの目的や動画の尺(長さ)、広告予算などにあわせて選べることも企業がYouTubeを活用する際のメリットだと言えます。
YouTube広告には、動画本編の前後や合間に表示される「TrueViewインストリーム広告」、トップページや検索結果、あるいは関連動画のサイドの部分などにサムネイル画像+テキストのかたちで表示される「TrueViewディスカバリー広告」、動画本編の再生中に表示される6秒以下の広告でユーザーがスキップできない「バンパー広告」などさまざまな種類があります。
引用元:
2020年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
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YouTubeでブランディングを行う際のポイントは?
企業のブランディングの手法のひとつとして動画を用いる方法が注目されています。特にYouTube のユーザー数の多さと拡散力の高さから、YouTubeによるブランディングはさまざまな業界・業種で定番化しつつあります。ここではご参考に、YouTubeブランディングをより効果的に行うためのポイントをご紹介します。
・チャンネル名や動画のタイトルはSEOを意識
YouTube動画はGoogle検索との相性が良く、Googleで検索すると検索結果に動画が表示されることが常です。チャンネル名や動画コンテンツのタイトルをつける際、SEO効果を意識したものにしておけば、自然検索からの流入が期待できYouTube動画へのアクセス数を伸ばすことができます。
・チャンネルのコンセプトをはっきりさせる
ユーザーに興味を持ってもらいファンを獲得していくためには、企業のYouTubeチャンネルのコンセプトを明確にすることが大切です。お役立ち情報やハウツーものなど実用性が高いもの、エンターテイメント性が高いものなど、わかりやすく示すことでユーザーの興味を引く工夫をすると良いでしょう。
・YouTube動画の質や掲載する量にも注意
企業のブランディングを目的としてYouTubeを活用する場合、動画そのもののクオリティが保たれていなければ、また、そもそもユーザーにとって魅力的なコンテンツでなければ逆効果にもなりかねません。
せっかくチャンネルを訪れてくれたユーザーの興味をとらえるためにも、関連内容の動画を次々と視聴してもらえるよう、あらかじめ一定量のコンテンツを用意しておくことも大切です。
まとめ
YouTubeが全世界的にユーザー数を伸ばしていることを受け、自社のプロモーションやブランディングにYouTubeを活用する企業が増えつつあります。
YouTubeの利用者数の多さと認知度の高さ、Webマーケティングとの親和性の高さを利用し、YouTube広告やインフルエンサーを適切に活用すれば、企業のマーケティング活動に大きなメリットをもたらすでしょう。
SEOとWebマーケティングはYouTubeの時代に突入したと言えます。
YouTubeマーケティングに特化した企業である株式会社Suneight(サンエイト)は、豊富な実績とノウハウで企業のYouTubeマーケティングを支援しています。
YouTubeチャンネルの運営は専任の担当がフルサポートしますので、YouTubeマーケティングを始めたいとお考えのかたはぜひSuneight(サンエイト)にご相談ください。