YouTubeライブは、一般の方でも収益化に繋げることができるシステムもあるため、新たに挑戦しようと考える人も増えています。
しかし、YouTubeライブでは具体的にどのような仕組みでどれくらいの収益を得られるのかわからないという方も多くいるのではないでしょうか。
今回はYouTubeライブで生配信をするに当たっての収益の種類と仕組みについて紹介していきます。
YouTubeライブで収益を得る方法
YouTubeライブで収益を得るには、主に2つの方法があります。
それは「広告を設置する」と「スーパーチャット」です。
それぞれの仕組みについて、以下で解説します。
広告を設置して収益を得る
ひとつめの方法は、広告収入を得る方法です。
YouTubeライブでは、一般の投稿動画のように配信中に広告を設置することができます。
YouTubeライブの配信前、配信最中もしくはその両方など広告を流すタイミングを配信者が設定できるほか、コンテンツの上もしくは横など、表示させる場所も選択することが可能です。
仕組みは一般の動画広告と同様で、再生回数やクリック数などに基づいて、企業側から報酬が支払われます。
スーパーチャットを活用して収益を得る
スーパーチャットは、いわゆる「投げ銭機能」です。
視聴者から配信者へ100円から最大50,000円まで1円単位で好きな金額で送ることができます。
目的は主に2つあり、ひとつは、配信者を直接応援するためです。
普段の動画では、「投げ銭」で直接支援をすることはできないため、自分の好きなYouTuberを応援するという意味でスーパーチャットをする視聴者は多くいます。
もうひとつは、コメントに気づいてもらうためです。
視聴者がスーパーチャットでお金を送ると、その金額とともにコメントが固定されるため、配信者にコメントを読んでもらえる確率が高まります。
配信者はスーパーチャットを活用することは、収益を得られるだけでなく、視聴者とのコミュニケーションにも繋がるのが特徴です。
収益化の条件を確認しよう
YouTubeチャンネルで収益を得るための条件を確認しましょう。
【条件①】年齢が18歳以上である。
【条件②】チャンネル登録者数が1000人以上である。
【条件③】投稿した動画(過去12ヶ月)の総再生時間が4000時間以上である。
【条件④】動画がYouTubeの規約に違反していない。
この条件に加えて、スーパーチャットでは限定公開のコンテンツや子供向けのコンテンツには適用できないと言うルールもあるため注意が必要です。
お金を受け取る際に注意したいこと
スーパーチャットでお金を受け取る際には、いくつかの注意点が存在します。
視聴者とのトラブルや生配信の妨げともなりうるため、事前に確認しておく事が大切です。
配信者側のマナーを大切にする
スーパーチャットは、配信内容を見た視聴者が「応援したい」と言う気持ちで送るものです。
そのため、配信者側から一方的に要求をしたり、金額の指定をする行為はマナー違反です。
またスーパーチャットをしてくれた視聴者には、しっかりとお礼を伝えましょう。
コメントを読み上げたり、質問に答えるなど、感謝の気持ちを動画の中で表現してあげると良いでしょう。
視聴者の中には、配信者によるリアクションを期待している方もいるため、スルーしてしまうと悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
金額の大小に関わらず、感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。
配信の妨げにならないよう注意する
前述の通り、スーパーチャットをしてくれた視聴者へのリアクションは大切ですが、スーパーチャットのコメントばかりを優先し、他の視聴者の事を蔑ろにすると、動画の離脱にも繋がってしまいます。
YouTubeライブは、視聴者に生配信で動画を届けることがメインになるので、スーパーチャットできた質問に丁寧に返せない場合もある旨を、事前に視聴者に伝えておくと良いでしょう。
スーパーチャットの金額は全額もらえるわけではない
視聴者から頂いたスーパーチャットは、表示された全額をもらえるわけではありません。
YouTube運営やAppleへの手数料が差し引かれ、手元に入ってくるのは全額のうち5〜7割程です。
※Appleへの手数料はiPhoneのiOSアプリからYouTubeライブを行った場合のみ発生します。
さらに、自身の口座に振り込みができるのは、スーパーチャットの報酬が8,000円以上の場合です。報酬の合計が8,000円を超えるまではお金を受け取る事ができないため、注意しましょう。
まとめ
YouTubeライブでは、広告を付けることも可能ですが、やはりメインとなるのはスーパーチャットを活用した収益化です。
視聴者から支援という形で報酬をいただけるシステムのため「視聴者のためにもっと面白いコンテンツを作ろう!」というモチベーションアップにも繋がります。
皆さんもYouTubeライブを使って、収益化にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。