YouTube運用でなぜ心理学?
「YouTube運用と心理学なんて関係あるの?」と思った方もいるでしょう。
YouTubeを伸ばすために必要なものは「再生数」と「チャンネル登録者数」です。つまり、アップした動画を観てくれる「ファン」の存在が必要不可欠です。
ファンを増やすためには見やすい動画、魅力的な動画をつくる必要がありますが、心理学のテクニックを応用することで、より視聴者の心をよりつかみやすくなります。
ぜひ「観る人の心理」の理解を深めて、YouTube運用のテクニックを身につけてみてください。
YouTube運用に活かせる心理学の書籍5選
限りなく黒に近いグレーな心理術
今やテレビやYouTube、ニコニコ動画でも絶大な人気を誇るメンタリストDaiGoさんですが、これまで数々の心理学や自己啓発に関する著書を出版しています。
様々な角度から人間の心理について考察し、実際に詐欺師が使う心理術にも触れている読み応えのある一冊です。
・ハロー効果
・希少性の法則
・返報性の法則
このテクニックは、セールスライティングなどでも実際に使用されるマーケティングのテクニックです。
YouTubeはある意味で「自己のブランディング」の役割を担っているため、マーケティングの知識があるのとないのとでは伸び方も大きく異なります。
限りなく黒に近いグレーな心理術(メンタリストDaiGo 著)
影響力の武器
アメリカの心理学者、ロバート・B・チャルディーニ氏執筆の「影響力の武器」です。
マーケティングの世界では「チャルディーニの法則」と呼ばれる有名な法則があり、どのような心理が働くと人は行動を起こしやすいのか、についてを6つの要素で定義しています。
・返報性
・一貫性
・社会的証明
・好意
・権威
・希少性
上記6つの要素が揃うと顧客の行動に影響を与え、購買や成約の決断に導びくことができるという考えです。
これはYouTube運用にも汎用できます。購買・成約はYouTubeでいうところの「チャンネル登録」と似た性質があるため、チャンネル登録者も増える可能性があります。
「自分の見せ方」を学ぶには適した一冊です。
人を動かす
アメリカ人のデール・カーネギーは、講演活動を中心にビジネスシーンだけでなく、学校や家庭でも役に立つコミュニケーションスキルについて執筆しています。
「人を動かす」は主に人間関係について、円滑なコミュニケーションをとるためのハウツーを教えてくれます。
【人を動かす三原則】
・相手を批判しない
・素直で誠実な評価を与える
・強い欲求を起こさせる
【人に好かれる六原則】
・誠実な関心を寄せる
・笑顔を忘れない
・名前を覚える
・聞き手に回る
・関心のありかを見抜く
・心からほめる
コミュニケーションにおける重要なポイントがまとめられている著書であり、人間関係において自分の立ち位置や相手との距離感に悩む人であれば、YouTube運用関係なしに役に立つ一冊です。
人を動かす(デール・カーネギー 著)
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーが提唱した「アドラー心理学」をもとに物語形式でまとめられています。
アドラー心理学とは「人は目的のために生きる、幸せになるには勇気を持つ」という思考が提唱されています。
アドラー心理学は主に4つの要素からなっており
・目的論
・ヨコの関係
・課題の分離
・勇気付け
これら4項目を今の自分に取り入れることで
・物事をシンプルに考えられる
・問題との向き合い方が分かる
・「どう生きるか」が明確になる
・自分のすべてを活用できる
・自分を変えられる
というメリットがあります。
自己啓発に近いですが、人の心理を読み解くためには自分を理解することが大事であるため、YouTube運用にも十分活用できるテクニックでしょう。
本当の自分を存分にアピールする能力を養えるおすすめの一冊です。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見一郎・古賀史健 著)
これだけは知っておきたい「心理学」の基本と実践テクニック
日本ビジネス心理学会の副会長で、デジタルハリウッド大学の教授も兼務している匠英一氏の著書です。
多くの企業顧問を担当した経験から、ビジネス心理学に関する著書を出版しています。
本書では主にビジネスシーンにおいての心理学を取り扱っていますが、恋愛や面接、会議などでも使えるテクニックなので、YouTubeにおいて自己アピール能力を高めることができます。
すぐに実践できるような内容もたくさんあり、これから心理学を学びたいという人でも抵抗なく読むことができるでしょう。
イラストを使用して解説しているため、初心者でも理解しやすいと評判です。
書籍で学んだ知識を活かして視聴者の心をつかもう
視聴者は、それぞれ動画を観る目的が異なりますが、YouTubeは「集客媒体」であるため、ある程度の手法も必要です。
自己のブランディングやターゲット設定、チャンネルの運用方針など、YouTuber初心者といえども、やっていることはまさにマーケティングそのものであることを覚えておいてください。
顧客(視聴者)のニーズをくみ取り、満足度を高め行動(チャンネル登録)してもらうためにも、心理学のテクニックを応用してみてはいかがでしょうか?